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「ストリートアート」と「落書き」の違い【誰が何のために?有名な グラフィティ・ステッカー 5選 (BNE・HENKA・LiVLA 他)の正体】

 

ストリートアーティストといえば世界的に有名なのはバンクシーですが、日本のストリートアーティストたちも負けてない?!ストリートアートと落書きの違い〜その歴史まで。ストリートアート大特集をどうぞ!



Index / 目次
1.「ストリートアート」とは

2.「落書き」とは

3.「ストリートアート」と「落書き」の違い

4.  捕まった場合

5.  落書きOKのお寺 :  単伝庵
6.  落書きし放題?   :  焼肉要塞 (ブロックアート)

7.  誰が何のために?
   【有名なグラフィティ・ステッカー5選 の正体】
    
    BNE

    KAMI

    HENKA
    MAGICNUMBER®︎
    ヒト・ト・シテ

    LiVLA

8.  ストリートアート用語

9.  ストリートアートのルール
10.ストリートアート情報まとめ

11.ストリートアートの歴史

12.まとめ



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1. 「ストリートアート」とは

 

社会風刺・社会批判などを伴ったメッセージ性のある芸術。



2. 「落書き」とは

 

近隣の住民の迷惑になる下手糞・醜い・汚い絵。



3. 「ストリートアート」と「落書き」の違い

 

誰が何のためにやってるのか?というと、レベルの低いものは言い方はよくありませんが、ワンちゃんが縄張りのためにマーキングするのに近い行為。

 

バンクシーは何故世界的な評価を受け、都庁にまで飾られたかというと、鋭い社会風刺・(世の中を良くする)建設的なクリティークを含んだ強烈なメッセージ性があるからです。それっておかしくない?と社会的にまともと言える人々のやっている事が間違っていないか・オリガーキー(寡頭政治)的な暴走になっていないか?と問う姿勢つまり、ヒール(悪役)のようでいて間接的に世の中の役に立っているということ。

 

そこまで行けばそれはつまりストリート「アート」。人の迷惑にしかなっていない行為はただの「落書き」。

 

決してこういった行為を肯定する訳ではありませんが、バンクシーの「アート」は寂れて人がいないところに人を呼ぶ・境遇としてどうにもならないような社会的弱者の側に立ってメッセージを発する。といった慈善事業と言えなくもないレベル。やるのであれば、【下の項をよく読み】かつそこまで考え抜いたりした上、自己責任でやってください

 

 

4. 捕まった場合

 

 

【参考】刑法 第261条(器物損壊等)

→3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料

 

【参考】軽犯罪法第1条第33号

→拘留又は科料

 

5. 落書きOKのお寺 : 単伝庵

 

ただ落書きしてた…自分はグラフィティーアーティストなはずだけどそこまでは…という方は京都に  らくがき寺  という落書き上等!というユニークなお寺があるので先ずはこういったところで腕を磨いてみてはいかがでしょうか?



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詳しくはこちらのサイト→ ROCKET NEWS 24


6.  
落書きし放題? :  焼肉要塞 (ブロックアート)

こちらは神奈川県の真鶴町(小田原と熱海の間くらい)、岬の先端という何ともワクワクしてしまうようなロケーションにあるグラフィティだらけの廃墟。元々は海が見える焼肉レストランとして建設されかけたものの安全性の観点から中止になり、グラフィティーの聖地となっています。ほとんど秘境と言っていいような場所にあります。


スクリーンショット 2019-05-19 20.18.23

詳しくはこちらのブログ → 旅始めました

廃墟というと情念が怨念が…がつきものですが、単に建設中止になったもの。という
のが人気の要因かもしれません。

こういった廃墟は管理側の方々は大変そうではありますが、このレベルであれば一人100円とってギャラリーにしてしまうであるとか、上記怖い廃墟にも暇な落書き好き

やグラフィティーアーティストを招致し町興しにしてしまうと言ったことはできないのでしょうか?

海外では過疎の町や麻薬でどうにもらなく
なった街自体がグラフィティーアートで再

生したという例もありますが、ま、言うは易し行うは難し。というところでしょうか。



7.  誰が何のために?
   [よく見るグラフィティー・ステッカー5選 の正体]

 

・BNE

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繁華街には必ずといっていいほど貼ってあるこの「BNE」。日本だけでなく世界中にあるものです。諸説ありますが、このBNEは
アメリカを拠点に活動するグラフィティアーティスト。その活動歴は長く、自身の知名度を活かして貧しい国の人へ綺麗な水を供給することを目的にNPO団体「BNE Water Foundation」を設立しています。

 

絶対的な数も記憶に残っている要因かもしれませんが、グニャグニャやバキバキがほとんどのステッカーの中に白背景黒のゴシック体3文字のみ。シンプルで目立つ逆転の発想も、BNEの戦略かもしれません。

 

アメリカではサンフランシスコ市長が人逮捕のため2,500ドルの懸賞金をかけた、懸賞首。ちょっとした海賊かのようですね…。

 

 

・KAMI  

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日本のストリートアートといえば最も有名なのはKAMI。KAMIの代名詞といえばこの
「なみなみ」。反体制・攻撃的な表現の多いストリートアートですが、このKAMIのものはどこか人の気持ちを和らげるような雰囲気があります。

 

それもそのはずKAMIはレペゼン京都のアーティスト。日本の和が活きています。



・HENKA

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問い合わせた訳ではないので決して確かな情報ではありませんが、HENKAでGoole検索すると出てくるこの会社。

株式会社HENKA
http://henka.jp/

何ともユニークな会社ですが、かなりアヤシイのではないかと。ただ、かなりちゃん

した会社組織のようなので確証はありません。どことなく面白法人カヤックのよう会社なのかな?という印象です。

 

追記

 

こちらは24kというクルー(チームのようなもの)のグラフティアーティスト のものでしたm(_ _)m



・MAGICNUMBER ®︎

 

ハイセンスな雰囲気のこちらはMAGICNUMBERというアパレルブランド。このブランドが貼ったものだとしたらなんて大胆な方法なんだろう…というところですが、ストリートカルチャーを取り入れた(?)アパレルブランドはしばしばステッカーを販売したりノベルティにするのでファンが貼ったものの可能性が高いかというところですが、かなりの数があります。

 

 

・ヒト・ト・シテ

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こちらはステッカーではなく、また閑静な住宅街などの電柱にどーんと書いてあるも
のですが、QP(Querencia Peligrosa)という日本のグラフィティライターのもののよう。

個人メディアではピックアップされていたりしますが、忙しない現代、少し不気味ではありますが「ヒト・ト・シテ」というメッセージは少なからず見た人に印象を残しているようです。

 

他にもLiVLAというかなりの広範囲・量のペイントもありますが、こちらは単なる愉快犯の模様。電柱やガードレールなどへの落書きは違法行為になりますのでこの辺で。

 

 

8. ストリートアート用語

 

ストリートアート、実際に描いてる人たちはどうやってるんだ?という事で、主な用語の解説です。

 

タグ

スプレーやマジックなどによる走り書き。

スローアップ

タグが発展したもの。レタリングされた文字に縁取りなどがされて、サイズも大きい。

ピース

スローアップが発展したもの。壁一面をキャンバスにしたもので、文字だけでなく絵も含まれる。アート的な要素を持つ。 

ボム

爆撃の意味で、主に非合法に描く場合に用いられる。グラフィティーを街中に描くこと。

ワイルドスタイル

判読が困難〜不可能なまでに崩した文字で描いたもの。

スクラッチ

ガラスや鏡に傷をつけて描くこと。

 

9. ストリートアートのルール

 

ストリートアートなのにルールが?と思うかもしれませんが、どんな世界にもルールはあるんですね。主なルールは以下の通りです。

 

①描く場所は公共の施設や壁など。個人の住宅や商店などには描いてはいけない。

 

カウンターカルチャーならではのルールですね。昨今では超悪者として名高いKidultというグラフィティーアーティストが様々なハイブランドのショーウィンドウにボムをしてましたが、ストリートアート界的にはどうなんでしょう…。

 

②グラフィティーの上にグラフィティーを重ねる場合は、重ねる絵より上手く描かなければいけない。

 

こちらは行政が定めたものという説もありますが、そうすることによってグラフィティーの芸術性が高められていくという仕組みです。

 


10. 最新ストリートアート情報まとめ


様々なメディアからストリートアートに関する情報をピックアップしました。最新のストリートアート事情や、もっと詳しく知りたい!という人は参考にどうぞ。

(随時更新予定)

 


街角のグラフィティーを、読めるようにしてみた
ー「ストリートアートの翻訳」(wired)

最も美しいストリートアート99選 (BitzEdge)
アートを使って世界をひっくり返す
 「Inside Out 」プロジェクトとは?
 (GIGAZINE)

渋谷の落書きばかり集めていたらやるせない気持ちになった(GIGAZINE)

 

2012年2月追記

「新虎エリア」に現れた、落書きし放題の巨大な壁「フリーウォール」 | TABI LABO

 

 
11. ストリートアートの歴史

今や山梨県に個人美術館も
ある、シンプルな人の図柄で有名なキース・ヘリング。時からストリートアートは流行していましたが、キース・ヘリングは黒い紙を貼ったところにチョークで描くという独自の手法を用いてその創作活動を行っていました(言ってしまえば、迷惑をかけないテクにも優れていたということ。)


ストリート・ゲリラアーティストといえば
存命でバンクシーが抜きん出ていますが、その第一人者はキースヘリングと言われています。

 

キースへリングはストリートから企業との契約を結び商業路線・美術界のメインストリームへ走りポップアートというジャンルを確立しました(表舞台)が、バンクシーはあれほどの知名度を保ちながらアングラなスタイル(裏舞台)を保ち続けていますま、正体は暴かれかけているので…というところですね。

 

尚キースへリングはカートコバーンよろしく30くらいで亡くなっています。

 

12. まとめ

 

ストリートアート‥‥ゲリラ的に行われるアート

落書き‥‥迷惑行為

 

あとがき

かなり網羅的に迫ったストリートアート特
集ですが、ただのイタズラのようでいて、

上手くいけば世の中に大きな影響をもたらす可能性のある世界であるという事がわか

りますね。

 

単なる落書きのようなものではなく、人の迷惑にならず、かつ芸術性・メッセージ

の高いものが増えれば日本でもその世界広がるのかもしれません。


リーガル・イリーガル、安全・危険と
様々ですので、行動をする場合は自己責任でお願いします。



Thank you for reading.